情報工学部門(午後) 情報システムデータ工学のI-1-2は以下の様な問題でした。
I-1-2 関係データベースにおいて、ある関係の属性に索引を設ける場合に、編成法として、木構造にもとづく編成法(B+Treeなど)と動的ハッシュによる編成法(リニアハッシュなど)が選べるとする。それぞれの方法について、他方より有利と予測できる応用例を示し、その理由を述べよ。
実際の答案では、木構造やHashに関して、あまり深く書く紙面はありませんから、以下を参考に特徴的な部分を記述することになるのでしょう...
http://objectmaniacgallery.blogspot.com/2008/12/btree.html
http://objectmaniacgallery.blogspot.com/2008/12/linear-hash.html
そして、Pros & Consですが思うに以下のようなことでしょうか...
動的Hash:
- 圧倒的に検索速度が速い=O(1)。(Synonymによる多少の低下はあっても、Hash空間を拡大することで改善可能でしょう。)
- Indexの更新が起こりにくいので、頻繁にTransactionのある状況でもPerformanceの低下が少ない。(Linear HashではHash空間の拡張の際に多少のCostは掛かるが...)
- 検索条件で、範囲指定がされた場合に有利(<や>等)。HashだとIndexの意味が殆どなくなってしまうのでは?
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